行動美術協会史


2003年 平成15 第58回展

第58回展

2003年9月1日〜16日
東京都美術館 (第3棟 B1・F1・F2)

関西展(大阪)

9月30日〜10月5日     
大阪市立美術館

京都展

10月11日〜19日     
京都市美術館

中部展(名古屋)

10月28日〜11月3日     
愛知県立美術館

九州展(福岡)

12月9日〜14日     
福岡市美術館

函館展

04・1月17日〜25日     
北海道立函館美術館

山陰展

3月19日〜28日     
米子市美術館


事柄

近年、出品者数の停滞傾向が続く中で、絵画部一般出品者が前回比39名増となり明るい話題となった。

一般出品者審査の席で、賞候補を選出する案が出され、検討の結果、会員15名以上の挙手で賞候補37名を選出した。投票は賞候補を参考にして、従来通り会友・一般の全作品を対象にすることにした。59回展審査では会友の賞候補も審査の段階で選出する方向で検討することにした。57回展から始まった二点出品作家の選出に関しては今回は該当者が出なかった。

今回展より画集の絵画部が総カラー化され、会友・一般出品者から大いに歓迎され、受賞会議の際にも利用度が高まった。

故、三芳悌吉氏のご遺族より寄付が寄せられ、三芳先生の行動美術における足跡と功績をたたえ、絵画部一般出品者に6回にわたる賞を設けることにした。

会員による国立新美術館検討委員会が招集され、検討の結果、会員の会費負担がこれまでと同等くらいであること、都美館より十分なスペースが確保できることなどを条件にし、また会期は9月初めが望ましいが、これらの条件が満たされれば会期を変更してでも、基本的に国立新美術館に移転する方針を検討委員会の意向として決定した。

各地方における巡回展も支障なく無事終了。第35回行動美術新人選抜展(平成16年2月5日〜10日)を東京新宿紀伊國屋画廊で開催。出品者(絵画)上浦千津子、近藤みどり、嶋田純子、曽我正子、土居きよみ、柳原雅、六反順子、脇川晃子、渡辺幸夫、(彫刻)児玉真人、以上10名。文化庁現代美術選抜展出品者(絵画)石田泰道、平木久代、(彫刻)平田茂。


訃報

吉野順夫(平成16.1.4)、原義行(平成16.1.21)、藪内弘(平成16.6.13)
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。


退会

柳瀬修次郎(絵・会員)、安東隆美(絵・会友)、伊藤清(絵・会友)、阪田さかえ(絵・会友)、八木公雄(絵・会友)、山内信(絵・会友)


新会員、会友

会員推挙(絵画部)

石田泰道、平木久代、中里ゆり、疋田孝夫

会員推挙(彫刻部)

山本麻矢

会友推挙(絵画部)

市原園子、冲田進、六反順子、嶋田純子、柳原雅、上浦千津子 、 脇川晃子、曽我正子、國本悦生、左海阿津子、前隈清司、貝川代三

会友推挙(彫刻部)

該当者なし


受賞(絵画)

行動美術賞

石田泰道

会友賞

細川佳成、中里ゆり

新人賞

市原園子、上浦千津子 、 柳原 雅

奨励賞

土居きよみ、脇川晃子、嶋田純子、左海阿津子、貝川代三、ふじおか清子

向井潤吉賞

鈴木佳代子

田中忠雄賞

富田知子

損保ジャパン奨励賞

平木久代


受賞(彫刻)

行動美術賞

なし

会友賞

伊原セイチ、石嶺美香

新人賞

児玉真人

奨励賞

二宮幸司、平田茂、西村潤、野田和弘、小林謙子

損保ジャパン奨励賞

見田雅美