行動美術協会史

昭和27年(1952)

社会運動への参加の一環として原爆被害者の治療の資金援助の為、
東京会場に於いて会員の色紙揮毫即売を行い、好評を得た。
収益金は全額原水協に寄贈した。
会員会友中個展発表を行う作家増加する。
行動の会名漸く愛好者層に定着の観がある。

また美術の秋、第一陣とはいえ、
上野都美術館内は残暑にあえぐというのが例年であったが、
この年、向井潤吉デザインのKODOと染めあげた特製の浴衣をつくり、
会場サービス係の清風会の皆さんに着てもらい好評を得る。

第7回展

昭和27年
1952年9月1日〜19日
東京都美術館(彫刻室)

全関西展(大阪)

10月3日〜12日
大阪市立美術館

京都展

10月15日〜24日
京都市美術館

岐阜展

12月3日〜17日
丸物百貨店

豊橋展

53年1月24日〜28日
豊橋市公会堂

札幌展

53年3月10日〜18日
今井デパー卜

函館展

53年3月21日〜29日
今井デパート

新会員・会友

会員推挙(絵画部)

佐藤真一、斉藤真成
田中勇次郎、津高和一

会員推挙(彫刻部)

阿井正典

会友推挙(絵画部)

石倉貴美男、貝原六一
辻親造

会友推挙(彫刻部)

伊藤忠告、大倉治
藤庭賢一

受賞(絵画)

行動美術賞

江見絹子

会友賞

河野通紀、高須国之

新人賞

貝原六一、辻親造

PV賞

市村司

受賞(彫刻)

行動美術賞

野崎一良

会友賞

新人賞

奨励賞


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